二戸市議会 2021-02-08
02月08日-議案説明・質疑・討論・採決-01号
令和 3年 2月 臨時会1 議事日程(第1日目) (令和3年2月二戸
市議会臨時会) 令和 3年 2月 8日 午前10時00分 開議 日程第 1
会議録署名議員の指名 日程第 2 会期決定 日程第 3 議案第 1号 第2次二戸
市総合計画後期基本計画の策定について 日程第 4 議案第 2号 令和2年度二戸
市一般会計補正予算(第12号) 日程第 5 議案第 3号 令和2年度二戸
市下水道事業特別会計補正予算(第 3号) 日程第 6 議案第 4号 令和2年度二戸
市土地区画整理事業特別会計補正予 算(第3号)2 出席議員は次のとおりである。(17名) 1番 新 畑 鉄 男 2番 三 浦 利 章 3番 髙 村 人 司 4番 石 輪 成 人 5番 沼 井 賢 壮 6番 小田島 行 伸 7番 畠 中 泰 子 8番 田 口 一 男 9番 駒 木 昇 10番 米 田 誠 11番 出 堀 満 則 12番 内 沢 真 申 13番 國 分 敏 彦 14番 岩 崎 敬 郎 15番 田 中 勝 二 16番 菅 原 恒 雄 18番 田 代 博 之3 欠席議員は次のとおりである。(0名) な し4
地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名 市 長 藤 原 淳 副 市 長 大 沢 治
総合政策部長 田中舘 淳 一 総 務 部 長 久 慈 清 隆
健康福祉部長 小 野 一 浩
産業振興部長 佐 藤 春 彦
建設整備部長 石 村 一 洋
浄法寺総合支所長 山 本 進
併任水道事業所長 総合政策部副部長 工 藤 博 幸 総務部副部長 千 葉 守 総務部副部長 髙 瀬 政 広
健康福祉部副部長 平 千 秋
健康福祉部副部長 小 野 昭 徳
産業振興部副部長 泉 山 茂利樹
産業振興部副部長 泉 山 武 將
建設整備部副部長 古 山 淳 夫
浄法寺総合支所次長 姉 帯 敏 美
総務課長併任選挙管理 戸 来 克 広
委員会事務局書記長 教 育 長 鳩 岡 矩 雄 教 育 部 長 玉 懸 邦 将 教育部副部長 澤 田 善 治
水道事業所次長 成 田 良 治5 職務のため議場に出席した者の職氏名
議会事務局長 米 澤 幸 彦
議会事務局副局長 上屋敷 司
議会事務局主事 菅 原 剛
史~~~~~~~~~○~~~~~~~~~開会 午前10時00分
~~~~~~~~~○~~~~~~~~~
○議長(米田誠) ただいまの出席議員は17人であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和3年2月二戸
市議会臨時会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 お諮りいたします。市長から発言の申出がありますので、この際、暫時休憩し、これを求めたいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ご異議なしと認め、よって、暫時休憩いたします。休憩 午前10時00分
~~~~~~~~~○~~~~~~~~~再開 午前10時03分
○議長(米田誠) 再開いたします。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、議長において18番、
田代博之議員、1番、新
畑鉄男議員、2番、
三浦利章議員、以上3名を指名いたします。 日程第2、会期決定を議題といたします。 本臨時会の会期につきましては、本日
議会運営委員会を開催し、協議いたしております。 この際、
議会運営委員長の報告を求めます。
内沢議会運営委員長。〔
議会運営委員長 内沢真申君登壇〕
◆
議会運営委員長(内沢真申) 令和3年2月二戸
市議会臨時会の議会運営について、本日
議会運営委員会を開催し、協議をいたしました。その協議結果の概要を報告いたします。 本臨時会において審議する議案は、市長提出の4件であります。協議の結果、全議案とも
委員会付託を省略し、本日の本会議において即決することとなりました。会議の進め方は、お手元に配付しております
議事日程表のとおり、議案第1号から議案第4号までの以上4件を一括議題とし、
一括提案説明を受け、質疑、討論、採決は1件ごとに行います。 したがいまして、本臨時会の会期は本日1日間とし、お手元に配付しております
審議日程表のとおり決定したものでございます。 以上、議員各位のご協力をお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(米田誠) ただいまの
議会運営委員長報告に対する質疑を許します。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本臨時会の会期は、ただいま
議会運営委員長から報告がありましたとおり、本日1日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日1日間と決定いたしました。 なお、会議予定につきましては、お手元に配付しております
審議日程表のとおりでありますので、ご了承願います。 日程第3、議案第1号、第2次二戸
市総合計画後期基本計画の策定についてから日程第6、議案第4号、令和2年度二戸
市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)までの以上4件を一括議題とし、
一括提案説明を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行いたいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ご異議なしと認めます。 よって、日程第3、議案第1号から日程第6、議案第4号までの以上4件を一括議題として、
一括提案説明を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行うことに決しました。 日程第3、議案第1号、第2次二戸
市総合計画後期基本計画の策定についてから日程第6、議案第4号、令和2年度二戸
市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)までの以上4件を一括議題といたします。 提案説明を求めます。
久慈総務部長。〔
総務部長 久慈清隆君登壇〕
◎
総務部長(久慈清隆) それでは、よろしくお願いいたします。議案第1号について説明をさせていただきます。議案第1号、第2次二戸
市総合計画後期基本計画の策定について。 第2次二戸
市総合計画後期基本計画を別紙のとおり定めるため、二戸市議会の議決すべき事件を定める条例第1号の規定により、議会の議決を求める。 令和3年2月8日提出、二戸市長、藤原淳。 理由。二戸市における計画的な行政運営を図る指針として、第2次二戸
市総合計画後期基本計画を定めようとするものである。これが、この議案を提出する理由である。 なお、添付しております資料につきましては、後ほど
担当部長より説明をさせていただきます。 次に、議案第2号について説明をさせていただきます。1ページをお願いいたします。議案第2号、令和2年度二戸
市一般会計補正予算(第12号)です。 令和2年度二戸市の
一般会計補正予算(第12号)は、次に定めるところによる。第1条、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ7億1,704万3,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ228億7,478万4,000円とする。 第2項、
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額は、「第1
表歳入歳出予算補正」による。 第2条、
繰越明許費の変更は、「第2表
繰越明許費補正」による。 第3条、地方債の変更は、「第3
表地方債補正」による。 令和3年2月8日提出、岩手県二戸市長、藤原淳。 2ページをお願いいたします。第1表、
歳入歳出予算補正です。
歳入歳出とも補正額を説明いたします。歳入です。12款分担金及び負担金530万円、分担金です。 14
款国庫支出金3億7,002万円、
国庫補助金です。 15
款県支出金409万3,000円、県補助金です。 18款繰入金1,413万円、
基金繰入金です。 21款市債3億2,350万円です。
歳入合計、補正前の額221億5,774万1,000円、補正額7億1,704万3,000円、計228億7,478万4,000円です。 3ページをお願いいたします。歳出です。4款衛生費409万3,000円、
保健衛生費です。 6
款農林水産業費4,345万円、農業費です。 8款土木費6億6,950万円、
道路橋梁費、
都市計画費です。
歳出合計、補正前の額221億5,774万1,000円、補正額7億1,704万3,000円、計228億7,478万4,000円です。 4ページをお願いいたします。第2表、
繰越明許費補正、追加でございます。8款土木費、2項
道路橋梁費、
道路新設改良舗装事業について6億6,860万円を追加し、翌年度に繰り越して使用する見込みでございます。 5ページをお願いいたします。第3表、
地方債補正、変更です。
農業用施設整備事業の限度額を補正前1,830万円から4,630万円に変更するものです。また、
道路整備事業費の限度額を1億7,110万円から4億6,660万円に変更するものでございます。 次に、
補正予算に関する説明書について説明をいたします。5ページをお願いいたします。歳入です。12款1項1目
農林水産業費分担金は、
県営農地整備事業費の増額に伴う分担金の補正です。 14款2項4目
土木費国庫補助金は、国の3次補正による
社会資本整備総合交付金の増額です。 15款2項3目
衛生費県補助金は、
新型コロナウイルスワクチン接種体制を整える経費に対する県を経由して交付される補助金でございます。 7ページをお願いいたします。18款1項1目
財政調整基金繰入金は、財源調整によるものです。 21款1項4目
農林水産業債と6目土木債は、国の3次補正により事業を拡充したことによる市債の増額です。 次に、歳出でございますが、内容につきましては、資料により
担当部長より説明をさせていただきますので、省略をさせていただきます。 以上で一般会計の説明を終わります。 次に、議案第3号について説明をさせていただきます。1ページをお願いいたします。議案第3号、令和2年度二戸
市下水道事業特別会計補正予算(第3号)です。令和2年度二戸市の
下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。 第1条、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ1,700万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ8億902万1,000円とする。 第2項、
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額は、「第1
表歳入歳出予算補正」による。 第2条、
地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表
繰越明許費」による。 第3条、地方債の変更は、「第3
表地方債補正」による。 令和3年2月8日提出、岩手県二戸市長、藤原淳。 2ページをお願いいたします。第1表、
歳出予算補正、歳入でございます。3
款国庫支出金850万円、
国庫補助金です。 4款繰入金90万円、
一般会計繰入金です。 7款市債760万円です。
歳入合計、補正前の額7億9,202万1,000円、補正額1,700万円、計8億902万1,000円です。 3ページをお願いいたします。歳出です。1
款下水道事業費1,700万円。
歳出合計、補正前の額7億9,202万1,000円、補正額1,700万円、計8億902万1,000円です。 4ページをお願いいたします。第2表、
繰越明許費です。1
款下水道事業費、1項
下水道事業費の
公共下水道整備事業について1,700万円を翌年度に繰り越して使用する見込みでございます。 5ページをお願いいたします。第3表、
地方債補正、変更です。
下水道整備事業の限度額を2億50万円から2億810万円に変更するものでございます。 今回の補正につきましては、国の3次補正による
補助対象事業費の増額によるものでございます。 なお、詳細につきましては、資料において
担当部長から説明をさせていただきます。 以上で
下水道事業特別会計の説明を終わらせていただきます。 次に、議案第4号について説明をさせていただきます。1ページをお願いいたします。議案第4号、令和2年度二戸
市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)です。令和2年度二戸市の
土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。 第1条、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ9億円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ23億1,920万6,000円とする。 第2項、
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額は、「第1
表歳入歳出予算補正」による。 第2条、
地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表
繰越明許費」による。 第3条、地方債の変更は、「第3
表地方債補正」による。 令和3年2月8日提出、岩手県二戸市長、藤原淳。 2ページをお願いいたします。第1表、
歳出予算補正、歳入です。1
款国庫支出金5億2,470万円、
国庫補助金です。 7款市債3億7,530万円です。
歳入合計、補正前の額14億1,920万6,000円、補正額9億円、計23億1,920万6,000円です。 3ページをお願いいたします。歳出です。1
款土地区画整理事業費9億円。
歳出合計、補正前の額14億1,920万6,000円、補正額9億円、計23億1,920万6,000円です。 4ページをお願いいたします。第2表、
繰越明許費です。1
款土地区画整理事業費、1項
土地区画整理事業費、
新幹線二戸駅
周辺地区土地区画整理事業について9億円を翌年度に繰り越して使用する見込みでございます。 5ページをお願いいたします。第3表、
地方債補正、変更です。
都市計画事業の限度額を5億1,660万円から8億9,190万円に変更するものでございます。 今回の補正につきましては、同じく国の3次補正による
補助対象事業費の増額によるものでございます。 なお、詳細につきましては、資料において
担当部長から説明をさせていただきます。 以上で説明を終わります。
○議長(米田誠) 資料の説明を願います。 最初に、
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一) それでは、資料について説明をいたします。お手元に第2次二戸
市総合計画後期基本計画案の本編、それからA3縦1枚物の
後期基本計画案の概要をお配りしております。計画案につきましては、1月15日の
議会全員協議会におきまして概要を説明し、1月15日から29日まで
パブリックコメントを実施いたしましたが、意見はございませんでした。内容の精査による文言の整理と、それから統計数値の非公表等に伴う修正、それから
後期基本計画の方向性については、追加と整理を行った内容になっております。2月4日に開催いたしました第4回二戸
市総合計画審議会におきまして答申をいただいた内容となっております。 それでは、改めまして議案として提案いたします
後期基本計画案を説明いたします。資料によりまして概要を説明いたします。A3の縦1枚の資料を御覧ください。上段に「みんなの夢」として、30年後の未来像を「人が輝き 未来をひらくまち にのへ」としております。その下に破線が引いておりますけれども、その下に平成28年度から令和7年度までの10年間の
基本構想にみんなの目標、それから
総合計画の4本の柱、人口減少に立ち向かう2つの視点、そしてそれを推進するための政策1、2、3と政策を支える土台・原動力を掲げ、平成28年度から現在まで事業を推進してまいりました。 次の破線の下でございますが、令和3年度から令和7年度までの
後期基本計画においては、計画の方向性として、「みんなの夢」の実現に向けて
前期基本計画で進めてきた施策をさらに前進、発展させる必要があることから、
共通政策として
人づくり、
公民連携を掲げ、各施策を推進することといたしました。 また、全ての政策において、右側の囲みに記載しておりますけれども、新しい4つの視点、これを持ちながら施策を推進するということにしております。 中段には、
共通政策として、
人づくりと
公民連携を全ての政策に共通して展開していくための特に重要な政策として推進していくものと位置づけました。産業や
地域づくりなど、様々な分野で
人づくりが求められています。市内では、若い方々がいろいろな工夫をしながら活躍しており、リーダーとなる人や未来の二戸市を牽引する人の育成に取組、まちを動かす人の力を育て、市民や企業、団体と行政がそれぞれの役割を担いながら
まちづくりを推進してまいります。 その下には、
政策区分ごとの方向性と施策項目、主な取組をまとめており、それぞれの政策ごとに方向性と施策項目と主な取組、指標を掲げており、特色を生かした取組を「うるし」、「子育て」、「歴史・伝統」、「スポーツの振興」、「民間力の活用」といたしました。 政策1の「しごと・産業・交流」ですが、政策の方向性は、日本遺産、
ユネスコ無形文化遺産の認定、登録を契機とした漆の文化振興と産業化の推進など。持続可能な経営と所得の向上と雇用創出。地域特性を生かした
本市ならではの手法による交流人口の拡大、地域経済の活性化としております。 政策2の「子ども・若者・女性」ですが、方向性は、若い方々が結婚や出産、子育てに希望を持てるよう経済的、精神的な負担感の軽減。
子どもたちが今後の技術革新や情報化などに対応する力を育てるとともに、地域との連携を充実させた教育を推進。若者や女性が自分らしく活躍できる場づくりとしております。 政策3の「暮らし・安心・健康」でございますが、方向性は、
地域コミュニティの維持と安全で安心できる暮らしの
基盤づくりを市民と行政の協働で推進。元気な
地域づくりや交流の創出に向けた歴史や文化の継承と連動した
まちづくり、施設整備も視野に入れた
スポーツ振興としております。 政策を支える土台・原動力の「地域力・行政力・共創」ですが、方向性は、
公民連携まち再生事業の推進。安全な暮らしの確保に向けた計画的な道路等の整備、
土地区画整理事業の推進。新しい生活様式に対応した生活や観光に密着した
ICT環境整備。市内外からの応援を得る積極的な情報発信としております。 次に、第2次
総合計画の
基本計画案の本編のほうを御覧ください。2ページを御覧ください。下にページが書いておりますけれども、2ページに第2次
総合計画策定の背景と目的、特徴を記載しておりますが、30年後の二戸市をテーマにし、目指すべき姿をみんなの夢として掲げ、5年、10年で取り組むべきことを体系的にまとめていることを記載しております。 3ページをお願いいたします。3ページには、10年間の
総合計画の構成と期間を示しており、これらの計画を推進するために
アクションプランと実施計画を作成することとしております。それらは、社会情勢や経済の動向を踏まえながら進捗管理及び調整、修正などのローリングを行っていくものでございます。 4ページには、「
後期基本計画の策定にあたって」といたしまして、
前期基本計画の主な成果を記載しております。第2次
総合計画を策定し、30年後を見据えて、今やるべきこと、やれることを実施してきた主な内容を掲載しております。 追加と整理を行った部分と
先ほどお話をしましたが、5ページを御覧ください。こちらになりますが、5ページの
後期基本計画の方向性に“みんなの夢”である30年後の未来像の実現に向け、
後期基本計画の策定に当たっては、
前期基本計画において進めてきた施策をさらに前進、発展させる必要があるとし、このことからこれまで進めてきた
人づくり、
公民連携を共通の政策として掲げ、各施策を推進しますといたしました。全ての政策において、新しい4つの視点を持ちながら着実に施策を推進していくこととしております。新しい視点として取り上げている持続可能な開発目標(SDGs)につきましては、4つのゴールがございますが、その下に記載しております。 7ページを御覧ください。7ページは、
後期基本計画の体系を表したものでございます。令和3年度から7年度までの
後期基本計画の策定に当たっては、10年を計画期間とするみんなの夢、
基本構想のみんなの目標、
総合計画の4本の柱、人口減少に立ち向かう2つの視点、政策1、2、3と政策を支える土台・原動力について引き続き維持することとしたものです。その上で、右側に記載したとおり、現在の社会情勢の変化を踏まえ、4つの新しい視点を加え、策定を進めており、8ページには、
後期基本計画の
共通政策を
人づくりと
公民連携とし、政策1、2、3と政策を支える土台・原動力を定めました。
共通政策の
人づくりと
公民連携につきましては、9ページを御覧ください。9ページに記載をしております。 それから、共通施策の政策1については、次の10ページから18ページまでございます。政策2につきましては、19ページから24ページ。政策3については、25ページから37ページ。政策を支える土台・原動力につきましては、38ページから48ページにそれぞれ記載をしております。 以上、計画の要点を説明させていただきました。今後
後期基本計画に基づく
アクションプラン実施計画を策定し、施策や事業の工程や具体的な事業内容などをお示ししてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 以上でございます。
○議長(米田誠) 次に、
久慈総務部長。
◎
総務部長(久慈清隆) お配りしております
臨時議会資料をお願いいたします。
補正予算全体関係でございます。国の
補正予算に伴う事業についてであります。1の国の
補正予算の概要でございます。記載している内容につきましては、ご案内のとおり、国では国民の命と暮らしを守る安心と希望のための
総合経済対策を決定し、その内容は、大きくは
新型コロナウイルス感染症対策と
防災減災国土強靱化の推進を掲げ、令和3年1月28日に可決、成立となってございます。 それを受けまして、2の市の
補正予算事業でございます。今回の
一般会計等の
補正予算につきましては、国の
補正予算を活用し、
新型コロナウイルス感染症対策として、新たに
新型コロナワクチン接種対策室を設置し、
ワクチン接種に向けた
相談窓口設置や医療機関以外の
ワクチン接種会場の設営等を進め、
新型コロナウイルスワクチンの接種体制を確保することとし、令和2年度内の現在想定される必要な費用について計上をしてございます。 また、
県営農業水利施設保全合理化事業などの
県営事業に対する負担金や
道路新設改良事業などの
社会資本整備総合交付金を活用した
道路整備事業の進捗を図ることとしてございます。記載してございませんが、これら
県営事業への負担金、
社会資本整備総合交付金の事業につきましては、令和3年度、来年度の事業費の前倒しという位置づけで予算編成をしてございます。 なお、国の
補正予算では、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加配分について計上されてございますが、市といたしましては、追加配分による事業に関しましては、国からの決定通知を受けた後に、これまでの
新型コロナウイルス感染症対応事業の整理と併せて、令和3年度での事業実施に向け現在調整を行っております。 以上でございます。
○議長(米田誠) 次に、
小野健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小野一浩) 資料の2ページ、3ページをお願いいたします。議案第2号関係、
新型コロナウイルスワクチン接種事業費です。 1、目的、
新型コロナウイルスワクチンの接種体制を確保するため、
会計年度任用職員を任用するとともに、医療機関以外の
ワクチン接種会場を設営するものです。 2、補正額、(1)歳入、単位は千円です。予算に関する説明書、15款2項3目、ページにいたしますと5ページから6ページです。補正額、金額409万3,000円、
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金です。(2)歳出、単位は千円です。予算に関する説明書、4款1項2目、ページは9ページ、10ページになります。補正額、金額22万8,000円。内訳、報酬。補正の内容、
会計年度任用職員の報酬です。以下、記載のとおりでございます。
歳出合計409万3,000円。 3、財源、県10分の10となります。 よろしくお願いします。
○議長(米田誠) 次に、佐藤
産業振興部長。
◎
産業振興部長(佐藤春彦) 4ページをお願いいたします。
県営農業水利施設保全合理化事業負担金、土地改良費でございます。 1、目的でございますが、金田一地区において老朽化した農業水利施設により、営農に支障を来しておりますため、施設の機能保全対策を実施することにより、施設全体の機能回復を図り、農業経営の安定化を図るものでございます。 2、補正額でございますが、補正額は40万円でございます。なお、補正前、補正後の予算額、財源内訳については、記載のとおりでございます。 次に、県営担い手育成畑地帯総合整備事業負担金、担い手育成畑地帯総合整備事業費でございます。 1、目的でございますが、穴牛、村松、谷地地区において、畑作農業経営の体質強化を図るため、農業用用排水施設や農道等を整備することで農作物の品質向上や収量アップにつなげるとともに、生産コストの低減と農業経営の安定化を図るものでございます。 2、補正額でございますが、補正額は2,000万円でございます。補正前、補正後の予算額、財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。 次に、5ページをお願いいたします。県営農地整備事業負担金、農地整備事業費でございます。 1、目的でございますが、浄法寺川又地区、福田地区、山内地区において高生産性圃場を造成し、営農、維持管理等の省力化を図るとともに、農村環境の改善と農地集積を推進し、農業経営の安定を図るものでございます。 2、補正額は、3地区合計で2,305万円でございます。なお、地区別の予算額、財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。 よろしくお願いいたします。
○議長(米田誠) 次に、石村
建設整備部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) それでは、6ページをお願いいたします。
道路新設改良舗装事業費でございます。 1の目的ですが、
防災減災国土強靱化の推進等安全、安心確保のため道路施設の長寿命化や近年激甚化する災害に対応する道路インフラの局所対策を図るものでございます。 2番の事業概要でございますが、市道槇木米内線ほか4路線の道路改良、下門松橋ほか1橋、そのほか橋梁点検等の橋梁補修、市道運動公園線ほか13路線の道路補修等を予定してございます。 3番、補正額でございますが、補正額につきましては6億6,860万円、財源内訳は、記載のとおりでございまして、補正前、補正後の予算額等についても記載のとおりでございます。 次に、7ページ、議案第3号、下水道の特別会計の関係でございますが、
公共下水道整備事業費でございます。1の目的ですが、防災・減災、国土強靱化の推進と安全、安心確保のため下水道施設の点検、調査、修繕、改築を実施し、施設管理を最適化することを目的として計画を策定するものでございます。 2の事業概要につきましては、ストックマネジメント計画策定業務委託というふうなことでございます。 3番、補正額ですけれども、補正額につきましては1,700万円、補正前、補正後の予算額及び財源内訳につきましては、記載のとおりとなります。 次のページ、8ページをお願いをいたします。議案第4号、区画の特別会計の関係でございます。
新幹線二戸駅
周辺地区土地区画整理事業費、
社会資本整備総合交付金事業費でございます。 1の目的ですが、二戸駅
周辺地区土地区画整理事業区域内の通学路等を整備することにより、自動車交通の円滑化と歩行者の安全、安心を図るものでございます。 2、事業概要でございますが、枋ノ木市民会館線ほかの道路改良、枋ノ木南地区ほかの建物移転補償と建物調査等を行うものでございまして、地区で表してはおりますが、二戸駅前の二戸駅停線、あとは石切所の小学校通りの周辺地区だというふうなことで考えていただければよろしいと思います。 3の補正額ですが、補正額につきましては9億円。財源内訳及び補正前、補正後の内容につきましては、記載のとおりでございます。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(米田誠) 説明が終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号から議案第4号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ご異議なしと認めます。 よって、議案第1号から議案第4号については委員会への付託を省略することに決しました。 日程第3、議案第1号、第2次二戸
市総合計画後期基本計画の策定についての質疑に入ります。 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) まず、基本的な部分をお伺いします。みんなの夢、30年後の未来像を目指すといって、その30年後の未来像を達成するために、今の後期計画をつくったというふうなことだというふうに認識しております。であれば、30年後の未来像を示してもらわなければ、それが合致しているか、合致していないか分からないのですけれども、それは30年後の未来像は、いつ出していただけるのでしょうか。
○議長(米田誠) 田中舘政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一) この計画につきましては、前回というか前期10年間を策定するときに、この30年後の未来像を定めていると。定めているというか、それを目標にして30年後を目標としていろんなことをやっていきましょう。今できること、今しなければならないことをいろいろ工夫をしながら、財源を確保しながら進めて基盤整備をしたり、元気な
まちづくりを進めていこうということで取り組んでいくと。具体的なこれとこれを30年後にやりますよということではなくて、元気なまち、輝く未来、そういったまちをつくっていくために、今10年間でできることを目標としたというのが
総合計画で定めたものです。 前期におきましては、いろいろなことを工夫しながら財源を確保し、そして取り組んでまいったと。後期についても、それをさらに発展、前進させていくというような考え方でございますので、具体的な30年後にこれとこれを30年後にやるということではございません。方向性としてそういうことで今できるものを示してやっていこうということが、この基本計画の考え方でございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 概念だというふうなことで承りましたが、こういうふうに文言に表してある以上は、やはりいつかの時点で示さなければいけないと思うのです。例えば30年後、人口がどのぐらいになる。だから、今合計特殊出生率を1.6でしたか、1.6に定めなければいけないというふうなことで、ある程度の具体性がなければ、概念だけでこの5年間、ああ、そうか、そうかというふうなことにはならないと思います。だから、そこはしっかりやってもらわなければいけない。ただ、明日生きているか、死んでいるか分からないこのご時世ですので、30年後まで、私30年後というと死んでいるかも分かりません。分からないのですけれども、ただこれからこのまちで育っていって、あるいは出ていって戻ってくるというふうな人間に対しては、やはり示していかなければいけないと思うのです。例えば学校の数はどうなっていくだとか、例えば所得はどういうふうになっていくかとかというふうな形である程度示さなければ、これは絵に描いた餅であるというふうに言われてもしようがないというふうに思っておりますので、ぜひともそこは今後の仕事として励んでいただきたいなというふうに思っています。 それでさっき資料の説明のところで
パブリックコメントはなかったというふうにおっしゃいました。それで審議会をやりましたというふうにおっしゃいました。審議会の審議委員の皆さんからのご意見は、どのようなものが主だったでしょうか、教えていただきたいと思います。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一)
パブリックコメントは実際全くなかったということで、意見はございませんでしたが、審議会においては、活発な意見をいただきました。審議会のメンバーとして条例で定める30人、それを目いっぱい30人をお願いをして、若い人たちにたくさん入っていただいたという形になります。いろんなイベントを仕掛けたり、いろんなことにチャレンジしている若者を入れながら、そしてほかの計画策定の中にも入っていただいたり、
総合計画に連動する形の中でいろいろ工夫した審議会を行いました。 その中で、やっぱり情報発信をきちっとやっていかなければならない。せっかくやっているのだと、やっていることをみんなに知らせていくことをさらに発展させてほしいなというようなこともありました。それから、今技術革新がされています。その中で、Society5.0というようなことも言っておりますけれども、テクノロジーを活用した展開をできないものなのか。それから、SDGsをうたわれているのだけれども、それをやるためにいろんなことに意識を持って事業を展開してほしい。様々な意見がございました。 幾らでもお話はできるのですけれども、そういった中で、二戸でいえばこういったものを取り組んで観光に向けても来てもらえるような環境づくり、そういったものもやっていってほしいということで、力強くいろんなことに取り組んでいる人たちから、そういった意見がございましたので、それらを反映させて、
人づくり、それから新しい視点の4つの視点というものを入れたわけです。大きく大変革をしている社会情勢の中で、その4つの視点というのは、非常に貴重なものだと思います。そういったことを意識して行っていかなければならないということで、これについても了解を得て、そういったことを進めてほしいと、力強く言っていただいたということでございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) よく分かったような、分からないような答弁なのですけれども、それで今部長答弁された審議会からの意見を取り入れたというふうな形であるのですけれども、具体的にどことどことどこを取り入れたのですか。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一) 計画を策定する第1回を行い、そして第4回までということになりました。その中で議論をしながら個別な文書での提案もございましたし、審議会でのお話もありました。その中で
人づくりを十分にやっていかなければならない。そして、
公民連携という形、先ほどちょっとお話をしませんでしたけれども、
公民連携、民と、それから行政が一緒になって、行政は行政だけではなくて、そして市民と一緒になって、それからいろんな人たちと連携を取りながら事業を進めていくことが非常に大事だということで、それを入れております。 具体的にそれはそれぞれの事業の中に入ってございますけれども、そういうことが根本にあって取り入れたと。ですから、後期によって大きく変わったものは、
共通政策としての
人づくり、それから
公民連携、そしてこのような情勢の中でいろんなことが進んでいます。国、県の施策の中でも言われていること、SDGs、それから情報化Society5.0、持続可能な形の中で事業をできるような体制、そして何よりもコロナ拡大、これも意見もございました。コロナ拡大の中でどうやって経済を立て直していくか、そういったことも含めて積極的に対応していただきたいということで、それらを盛り込んだものでございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) いや、大変申し訳ないのですけれども、この
政策区分ごとの方向性と施策項目、主な取組、この中でどれが意見を取り入れたことになっているのですかという具体的なことを聞きたいのです。概念的なことではなく、具体的にどなたがどういうふうなことをおっしゃったから、これに取り入れましたよというふうなことをお聞きしたいのです。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一) 個別の意見を一つの
総合計画の大きな計画の中にここですよというようなことではございません。いろいろな意見を総合的に判断をして、全体の中にそれを入れていくということですので、皆様の意見を伺った中で、こういった共通項目、そういったものを整理をしながらやったということですから、具体的なここだ、ここだということではございません。全体の中で方向性を出していくものが
総合計画でございますので、そういった形で整理をさせていただいたというものでございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 多分パブコメはなかったということなのですけれども、審議員の方々は、自分が発言したものが取り入れられたのか、取り入れなかったのかというふうなことは、よく分からない、そういうふうな状態であると思います。これの次に
アクションプラン、実施プランが出てくるわけですけれども、これの下のところに。それはいつ出てくるのですか、
アクションプランと実施計画は、いつ出てくるのでしょうか。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一)
アクションプランと実施計画につきましては、現在策定をしている作業中でございます。そして、当初予算編成と併せながら来年度の実施計画が出来上がってまいります。整合性を取りながらです。そして、それを当初予算、2月議会、定例議会の中で頭に出したいというふうに思っておりますので、そこを期限ということで捉えていただければいいのかなというふうに思います。今まさにその作業をやって、最終的な調整を今やっているというようなことになります。よろしくお願いします。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 22日から議会が始まる予定であります。3月の当初予算、当初予算、すなわち後期計画の初年度の実施計画であります。今予算編成等をやっている最中で、最終的な詰めをやって、もう終わっているのかな、終わって製本にかかっているのかも分かりませんけれども、我々がそうしたら
アクションプランを実態的に、
アクションプランというのは、年度計画と、その大まかな形であるかも分かりませんけれども、金額が入ってきているわけです、前期計画と同じように。そのときに、いや、意見を申し上げる機会がない可能性が十分あると思うのです。もちろん当初予算の議案上程があったときに、もう市長演述もあれば、教育施政方針演述もある。その機会でお話ししていければいいのですけれども、話をしたからといって、それがローリングなるかならないかというのは、ほとんど今までなった試しがない。つまり言いっ放しであって、聞きっ放しであって、そのまますっと流れてしまって、意見が反映される機会がなかなかない。それではやっぱりまずいと思うのです。それが今までの実態ですので、ぜひとも早く、実施計画というのは、すなわち予算づけしたその年度、年度の予算でしょうから、
アクションプランをぜひとも早く出してほしい。ならば、16日の全員協議会のときに出せるようにしていただきたい。これは、議長からお願いをしていただきたいと思います。いかがですか。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一) 今現在16日に向けて作業をしておりますけれども、その中での考え方というのは、当初予算をまず固めて、それを説明をしていくという形になると思います。そして、その計画に、予算に合わせた形で実施計画が整理されて5年間のスパンの中でどういう割り振りをしていくか。可能性としてできることを盛り込んでいくということになりますので、金額については、ローリングをしながら翌年のものを精査していくということになります。
アクションプランにつきましても同様に今作業をしておりますけれども、実施計画にうたっている内容がどういう工程でやれるかということを整理していくというような内容になっております。 ですから、提案をして、それを精査をしたものを提案していく、当然内部で決定をしなければなりません。そして、その手続を経た上で議会のほうにお示しをする。それが当初予算と連動していく形にするということになりますので、作業については、16日というのは、なかなか難しいかもしれません。今まさにやっている最中でございまして、そういうことをご理解いただきたいなというふうに思います。
○議長(米田誠) 三浦議員。
◆2番(三浦利章) 似たような質問になるかとは思うのですが、ちょっと教えてほしいのが、人口減少に歯止めをかけるということで、まずこっちのほうに大きく載っています。あとは人口減少に対応するというところがばんと出てきているのですが、それに対応した、どういうこと、どういう事業によってそれに対応していくのかというのが、この中で見えてこないのですが、その辺教えてください。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一)
総合計画のつくり方というか、最上位の計画としてつくっています。10年間の計画をつくって、前期と後期の基本計画ということになります。これは、28年度から人口ビジョンということをつくらなければならないということで、
総合計画の
前期基本計画をつくったところの後ろのほうに人口ビジョンということを掲げております。この中でブレーキをかける、歯止めをかけるということをうたっておりまして、その中で具体的にできるものということで今計画があって、その中に総合戦略というものをつくっています、今。まち・ひと・しごと総合戦略、今回議決案件でございませんので、今回は説明をしませんけれども、前回若干触れている部分があって、そういったものも計画の中に盛り込みながら事業を展開していくということになっていますので、今回つくったまち・ひと・しごと総合戦略についてをまた2期として今作成をして、今度提案、計画としてお示しをするということになりますので、その中に盛り込んだ形。当然それは
総合計画でやろうとしているものをこういったものが人口減少、人口にブレーキをかける、歯止めをかけるための施策ですよという整理をしておりますので、これも国の総合戦略、それから県の総合戦略に合わせた形で整理をしてお示しをするということになります。
○議長(米田誠) 三浦議員。
◆2番(三浦利章) 分かったような、分からないような感じですけれども、要は28年度からの人口ビジョンの考え方をそのまま踏襲して、今計画をそのまま引き継ぐという形で新たなものは出てこないのだよという理解でよろしいのでしょうか。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一) すみません、説明がまずくて申し訳ございません。人口ビジョンとしては、これは将来に向けたものとして2045年度までの将来展望ということでお示しをしている。それは人口減少がかかるけれども、そこをブレーキをかけますよという考え方で策定をするものになります。具体的な施策につきましては、まち・ひと・しごと総合戦略の中で具体になりますけれども、それは前期のものがあったのですけれども、今度後期のものを今つくっていますので、その中に盛り込んでいって、改正をしながら、国、県と合わせながらお示しをしていきたいということの中に入っていくというようなつくり方でございます。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) 今人口減少の関係で質疑があったところであります。それで、具体的に私自身が実感しているのは、全体が人口減少の流れにはあるのですけれども、特に二戸市が危機意識を持たなければならないのが出生率の大幅な減少です。本当にここに危機感を持って、この計画、
総合計画をつくっているかというのが、一番私は重要だし、ここに行政の甘さがあるのかなというふうに思っております。 この
総合計画、本日出していただいた
総合計画の20ページに、目標指標というところがあります。平成28年に始まったときのその基準値は、平成25年の合計特殊出生率が1.55と。前期の目標が1.70だったのが、実際実績値とすると1.37、これは平成29年度。それを受けて、今度目標値を1.60に下げると。今後の5年間で目標値を下げるということなのかなというふうに思うのですけれども、先ほども人口ビジョンの話がありました。将来の人口をどこで維持するかという総合的な検討の中で1.70を出したはずなのに1.60に目標値を落とすことが、今後の二戸市の人口ビジョンにどういう影響を与えるのかというところをお聞きしたいのと、いずれ平成25年の1.55というのは、かろうじて全国の合計特殊出生率の平均値1.43よりは高かったのです。 では、この実績値、令和2年度の最新のようですけれども、これは数字そのものは平成29年を使っているようですが、そこでの全国の平均値は1.43です。もう全国の少子化の状況ではなく、極めて厳しい出生の減少になっているというのを、この1.37の実績をどこまで行政が本気で受け止めて、全体の人口の減少もさることながら、この出生の減少、大幅な減少にどこまで歯止めをかけるのか、地域で子育てや、あるいは若い皆さんの暮らしの安心、子育ての喜びなりをどうつくっていくのというのが、この
総合計画の一番の肝ではないのかなと思うのですけれども、この点についての市当局のこの間の5年間の総括と今後具体的にどのように方向性として、経済的、精神的な負担感の軽減を図るということがあります。それを具体的にどのようにしていくのか、まずお尋ねをしたいと思います。
○議長(米田誠) 田中舘部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一) 人口問題につきましては、非常に厳しい状況にあると。全国どこも、東京以外については、当然そういうようなことで、いろんな地方創生の戦略をつくって、そしていろんな総合戦略の中で人口減少に歯止めをかける。そして、地方が活性化していくというのが目標です。ですが、その中でにわかにトレンド、流れを変えていくというのは非常に厳しい部分がある。ですから、その中でいろんなことに挑戦をしながら元気なまちをつくって、いろんなことにチャレンジをしていきましょう。その中で人が集まり、住みつき、移住、定住が図られ、そして子供が生まれというような環境をつくっていくということが今の目標です。 ですから、そういったことに今チャレンジしながら計画をつくって、前期においてもいろいろなことに挑戦をしてきました。子ども・子育てに国でやるべきものについて市がお金を出すかというと、それは別でございますけれども、市でやれるものをやっていきましょうということで5年間取り組んでまいったということです。そして、計画をなぜこれを下げたかというと、人口減少にブレーキをかけるということで、総合戦略、人口ビジョンをつくったわけですけれども、どこについても、やっぱりトレンドは変わってこない。その中で二戸市としても、その基準をどこに持っていくかということでここを下げたものでございます。現実問題として1.37に下がっている。1.70だったものが1.37に現実的な数値としてはきている。ですから、これ以上の大きな数字ということであげていくことも一つはあるのですけれども、現実的に1.60を目指して5年間でやっていきましょうということを考えていたということになりますので、いろんな施策を組み合わせながらやっていきますけれども、計画上はそういうことで子ども・子育てについては力を入れていきますという特徴的なものというような位置づけにしたという計画のつくりでございます。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) その方向性として経済的、精神的な負担感の軽減を図るということで方向性を載せていますので、その具体的な内容についてもお尋ねをしたところでございました。 併せてお聞きしたいのは、この間、二戸市の子育て施策については、市内の子育て世代からのアンケートを取っても、満足よりも不満が増えているということは、ずっと私は指摘をしてまいりました。市の子育て支援計画をつくるに当たって、市内の就学前、あと小学校の子供さんをお持ちの家庭、ですから若い方々の意識調査では、本当に網羅的な調査だったと思うのですけれども、その中で不満が増えていると。管内、二戸以外は満足が増えているという中で、二戸市が不満が大幅に増えて、満足が少なくなっていると。具体的に一つ一つの施策で九戸村はこうだ、ああだというご紹介をしてまいりましたけれども、明らかにこの5年間の中で子育ての関係では、本当に二戸市が立ち後れているし、不満、経済的にも精神的にも負担感とともに不満が増大しているというこの間の市が把握した調査を受けて、もっと具体的な思い切った施策の転換がなければならないという部分で、ここが重要だと思います。 各地でいろんな地域の活性化に取り組んでいる市町村の多くは、移住、定住もありますけれども、子育て世代の皆さんの安心感をつくっていくことでまちが明るくなり、活性化し、働く人も増えるという、やっぱり
まちづくりの中心を子育ての安心に置いているところが、成功しているのが海士町とか、各地にあるかと思うのです。そういう先進の参考事例を見るにつけて、なぜ二戸市は、子育ての一番大事な部分をこういうふうに目標値を、自分たち無理なく達成できるようにしようと、あえて目標値も下げ、そして具体的な子育ての皆さんへ示すべき政策も示せないと。ただただスローガン的ということは、本当に何のための
総合計画なのかなという気がしますので、そこをもう少し具体的にお示しいただきたいと思います。
○議長(米田誠) 大沢副市長。
◎副市長(大沢治) ただいま人口減少のお話からの子育てということでございますけれども、やはり人口を維持するというのは、確かに子育て支援の部分も大きな要素ではあるとは考えておりますけれども、産業の振興ですとか、あるいは教育、医療、本当に幅広い分野で取り組まないと、なかなか維持できないというのが実態でございます。その中で、様々な分野にどのように、例えば市の予算を配分し、限られたお金をどこにつぎ込むかということに最終的にはなると思いますけれども、様々審議会の中でも子育てについてもご議論をいただいたところでございます。全部が全部実現はできないかもしれませんけれども、予算と、あるいは財源も活用しながら、どうしたらこの地域に若い方々に住んでもらう、あるいは帰ってきてもらう、そういうことにつなげられるかということを考えながら子育ての部分も含めて取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) 近いうちに示される
アクションプランなり、実施計画の中には、そうしますと思い切った子育て政策の部分が出てくると期待していいのかどうか確認をしたいと思います。 それと併せて、今回の計画の中では、新たな視点ということでSDGsとか、あとは新型コロナの感染症の拡大等、新しい生活様式への対応という部分等が入っております。その持続可能な開発目標、17の目標が全てこの中に入っていると思えばよろしいのか。食品ロス対策とか、あるいは再生可能エネルギーとかありますけれども、そのSDGsの考え方の17が入っているのか。とりわけSDGsは、誰も取り残さないということでは、一番の取組の重要な点が、貧困と格差の解消が、まず一番の課題として提唱されているわけですけれども、その貧困と格差の解消という部分が、この
総合計画、大体見たのですけれども、どこにそういう展開が計画としてあるのかというのが分かりませんでした。SDGsの観点で、特に一番の貧困対策あるいはジェンダー、平等とか、そういった項目、およそどこにあるのか、ページ数も示していただいてお示しいただければと思います。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一)
アクションプランにつきましては、今その作業をやっておりますので、今の時点でどうだというふうなお話はできませんので、ご了承いただきたいと思います。
総合計画というのは、最上位の計画でございます。そして、その中で、こういった方向性の中でものをやっていきます。具体的なものにつきましては、ローリングをして実施計画、
アクションプランの中で定めながら回していくというような考え方でございます。限られた財源の中で実施計画をつくっていくと。今見通せる財源の中で何をできるかという優先順位をつけていかなければならない。後年度におきましては、できるだけ多くの項目を入れながら、そしてローリングしながら精査していって、事業を確定させていくというような考え方でございます。 ですから、この4つの視点の中でSDGsという考え方があると。ですから、そういったことを常に忘れないで、常に意識をして計画の中でうたっておりますから、いろんな事業をやるに当たっても、そういったことを配慮しながら優先順位をつけてやっていく。具体的に全てを書き込むということではございません。こういった認識の中で全世界、グローバルに見た時点での貧困、日本での貧困と世界での貧困というのは違うわけでございますが、そういったものを意識して、いろんな施策に展開していくということが、この計画目標だということをご理解いただきたいと思います。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) 新しい4つの視点と掲げる以上は、今の部長答弁では納得できないわけです。全くこの
総合計画の中には、そうしますと、SDGsの考え方を基本とした視点ですから、全く入っていないわけではないとは、私も食品ロス等で見ておりますので、今後の計画をつくるときに認識をすると。今後の出方では、入れるかもしれないぐらいのあやふやなものなのかなという感じで受け止めました。やはり上位計画である以上、その計画としての根幹にきちんとSDGsの考え方を入れてこそ具体的な計画や事業で、それが具体的に表れてくると思いますので、やはり考え方、計画の根幹にそれを入れるべきだというふうに思います。その点についてはいかがでしょうか。
○議長(米田誠) 藤原市長。
◎市長(藤原淳) 先ほど来よりご議論いただいてまいりました。この
総合計画の
後期基本計画というのは、今議決いただくものについては、事業計画を議決いただくものではございません。
総合計画は、平成28年にテーマ、将来を見据えた計画の策定に当たっては、30年後の二戸市をテーマに将来を見据え、こういう世代を担う子供たちへどのようなまちを引き継いでいくかというふうなことから、これらを策定しながらつくったものでございます。 前期計画が5年で終わりました。前期計画の主なものにつきましては、4ページに主なものとしてこういうふうな事業をやってまいりましたというふうなことが載ってございます。また、後期計画については、このようなことを引き継ぎながら、さらに発展させていく必要がございますというふうなことで載せてございます。 二戸市は、見て、大きな、どこを中心としながら
まちづくりを進めていくのかというふうなものが
総合計画の大きな役割だというふうに思っておりまして、暮らしやすいまちをつくっていく。これは、何も1歳から7歳というふうな子育ての世代だけではなく、生涯を通じた暮らしやすいまちをつくっていかなければならないというふうに考えてございます。それも限られた予算の中で、どこに投入していけばいいものなのか、それは皆さんからローリングとか何かを経ながら、ご意見をいただきながら、その都度
まちづくりを進めているところでございます。 それから、今基本的なものについては、何が必要なのかというふうになりますと、この中に挙げておりますのは、この計画を実施するのは、それこそ
公民連携あるいはまた
人づくりというふうなことが、やはり人口減少の中で、これが一番大切だと思っております。 それで、この
公民連携あるいはまた
人づくりは何をしていかなければならないかという基本は、私は行政に対する信頼だと思っております。信頼がなければ、
公民連携も元々は何をもって市民が行政をやっていいのかというふうなことが負託されるというふうなことがございませんので、信頼を得て、それで若者は何が必要かということになりますと、夢というふうになってくると。それで高齢者の方とか、一般の方は何かということになりますと、特にも安全、安心というふうなものが今求められているのではないでしょうか。 これらについて新しい要素は、平成28年にこの計画をつくって、前期をスタートさせたときというのは、コロナも何もなかったわけです。それで、後期計画の新しい4つの視点というのは、コロナでやっていきます。コロナに対応します。あるいは持続可能な開発目標、これも後から出てきたやつです。それから、情報社会の未来形、これもコロナ等か何かで一気にもう10年越しぐらいにスピード感を持ってやったものでございます。それから、人口減少がさらに進む。それから、行財政について財政が厳しくなる中で、どういうふうにこれをやっていくのかというふうなことをここの中にうたい込んだというふうになってございます。 さらに、この下に七百幾つの
アクションプランとか、それらがぶら下がっているわけでございまして、それらについては、金勘定といいますか、予算の範囲の中でどれを優先させてやっていくべきなのか。産業なのか、福祉なのか、教育なのか、健康なのか、それは住民の皆さんが何を求めているかというふうなことを一緒にしながら、それは皆さんからご議論をいただきながら話合いを進めていくものだというふうに思っております。 昨日SDGsというふうなことございましたが、NHKで第2回目のそれこそ地球温暖化については、昨日お話ありました。テレビでやっておりました。SDGsというのは、やっているの全てがとにかく自分たちの将来、2030年だったですか、求めるのは。この10年の間に人類は何を求めていくのかというふうなことから、そういうふうな食料とか、様々なことをやっております。これは、二戸市だけが取り組んだってしようがないことで、国が国策として、やっぱり世界が全部でやっていかなければならないものだというふうに思っております。人類は、自然に対して戦争を仕掛けているというふうなことを昨日おっしゃっておりました。だから、自分で戦争して、自分で身を滅ぼすのではないかと。だから、今の生活を変えていかなければならないと。だから、SDGsとか何かをみんなで企業もやっていきましょうというのが今の流れではないかと思っております。 したがって、個々の何のところにどこに書いてあるかというのは、これからお示しさせていただきたいと思います。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) いろいろお聞きしたいことがあっても、絞りたいと思います。いずれ
総合計画の内容の中でも、いろいろ具体的に今後の取組として示しているところもありますので、その点についてお尋ねします。 例えば46ページ、行財政経営ということで、いずれ人口減少、地方交付税の減少が見込まれる中で行財政を取り巻く環境は一層厳しくなると考えられますということで、限られた財源をより効果的に活用する必要がありますとして、主な取組としていろいろありますけれども、補助金、使用料、手数料等の整理、見直しにより、事業などの選択と集中を図りますというのが書かれてあります。これは、まさに市民広く全ての皆さんに関わることなわけですけれども、これはもう今既に市民の皆さんにとっては、様々な負担については、もう限界の中にあるのかなというふうに思います。やはり行政として切り込むべきは、行政がこれまでやってきた公共事業などにおいて、本当に住民の安全とか、安心とかという部分に絞り込みながらいくというときに、私はここに区画整理事業の事業の見直しというのが当然入らなければいけないのではないかというふうに思っております。 今までバブルの時代に計画をされて行われてきた区画整理事業は、市の財政でやり切れる事業なのかどうかというのがもう問われ続けてきたわけでありますけれども、最近議会の中でもなかなか議論の中心点にはなりませんでしたけれども、ずっと二十数年問われ続けてきたのが、今まさに問わなければならないのが区画整理事業ではないかなと思います。 先日の産業建設常任委員会で今後事業計画、今国への許可申請に今後取り組んでいけば決まるという流れにあるようですが、42億円も増やして400億円を超える事業にするという、そのことは、二戸市の財政でやり切れるものではないというのが、私率直に感じております。この間の事業の様々な議論の中では、事業の進捗率と事業費ベースと面積ベースで違うのは、それは区画整理事業が広く先行投資していた部分での事業費の増であり、面積ベースとは、それは同じものではないというような当局の答弁があって、事業費の進捗率と面積の進捗率が違うのは、そういうことかみたいな理解もしてきたところですけれども、ここに来て400億円になる事業でなければ、これはやれないという当局の事業の見直しについては、多くの市民がちょっと待ってくださいと。未だに舗装もされない道路あるいは側溝もない道路、凍結すれば大変事故も多いような道路の維持管理の状況、その中で駅周辺については、今後河岸段丘のまちで擁壁を造ってという、大変な
まちづくりをするのかということは、本当に今ここで立ち止まって考えなければならないと思うのですが、主な取組として区画整理事業の見直しというのが入らないのはなぜでしょうか。
○議長(米田誠) 藤原市長。
◎市長(藤原淳) 区画整理事業につきましても、これまでご議論いただいてまいりました。途中でやめることができたり、また引き返すことができれば、当然今までもやってきたと思います。もうここまで進んでまいりまして、駅の東側のほうにいって計画もできていて、待っている方たちもいらっしゃるのです、早くやってくれというふうな。やはりこれは進めていかなければならないものと思います。これを進めるに当たっては、有利な財源を確保して、今まで単費でやっていたものを国とか県の補助を使うとか、そういうものを使いながらやっていくというふうな工夫が必要になってくると思います。それで、今強靱化計画とか、様々な計画をマスタープランの中につくりながら、国の財源を確保しながら進めていきましょうというのが今の方針でございます。 区画だけにお金を費やしているというふうなことございますが、他のところで不便なところがあったら、私どもは皆今まで早急にはいきませんが、徐々には直してきているつもりです。都市計画税というのは、いただいておりませんので、あそこのところの中で都市だけが便利になって、それをやるということは全然ないわけでございますので、他の地域については、周辺地域あるいはまた今まで不便だったというふうなところは、徐々にではありますが、市の中では道路を改良してきておるつもりであります。いずれ早急に今言ったとおり、事故が多いとか何かについては、教えていただければ、そこのところについての道路改良とか何かについては進めていく。 したがいまして、駅のところの区画を進めながら、あるいはまた周辺の住民の皆さんにも不便をかけないように、遅れるかもしれませんが、徐々には道路整備等については、進めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(米田誠) ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 反対、畠中議員。〔7番 畠中泰子君登壇〕
◆7番(畠中泰子) 私は、第2次二戸
市総合計画後期基本計画案につきまして反対の立場で討論をいたします。 今後の二戸市の5年間の基本計画の方向性として出されておりますこの計画につきまして、この間の市当局の成果が見られるものも多数ございますけれども、二戸市の今後の進むべき5年間の基本点で大変問題な点があると感じますので、反対をするものでございます。 その1つが先ほど質疑をしたわけでございますけれども、二戸市での危機的な少子化にどう歯止めをかけるのかという点で、まず当局の危機意識がないとは言いませんけれども、大変不十分だというふうに思います。全国の合計特殊出生率を上回っていた二戸市が、今や全国の平均を大きく下回る出生率になっている、ここに危機感を持つことが、今後の5年間を考える基本だというふうに思います。その点で、まず反対をするものでございます。 さらにまた、二戸市の
まちづくりの中で
土地区画整理事業が財政的に大きな二戸市の財政の多くを占めてまいりました。この区画整理事業は、試算の段階では200億円と言われて、住民説明や、あるいは県の都市計画審議会などに諮ったのであります。そのときに、審議員の方々から、二戸市の財政規模で200億円の事業は大丈夫かと、まず質問が出るほど、この大きな事業に県の有識者からも疑問の声が上がるような財政事業計画でスタートいたしました。最初256億円の事業費から正式にはスタートしたわけでありますけれども、今後間もなく400億円を超える事業に進もうとするのは、あまりにも将来の世代に財政的ツケを負わせることにならないかと心配をするものでございます。行財政経営の基本の中に区画整理事業の見直しを入れて、行政が汗を流す、本当のいい地域をつくりながらも行財政をしっかりと将来世代に健全な行財政で残していくという構えこそが必要だと考えるものでございます。 とりわけ行財政経営の今後の取組の中に、補助金、使用料、手数料などの整理、見直しにより事業などの選択と集中を図るというのは、市民広く負担や我慢を求める内容となっています。行政がやるべきは、巨大化したこの区画整理事業にしっかりとメスを入れ、必要な整備をしながら行政の健全化を堅持していくという、まさに汗を流す、その努力が必要ではないでしょうか。そこに二戸市の今後5年間の姿勢として大変問題だという思いをしております。 また、今回新しい4つの視点として、SDGsを見据えた事業展開ということが据えられました。その点は、今や国際的な流れであり、当然入れるべき内容であり、評価するものでありますが、しかし具体的な考え方は、この
総合計画の中では示されておりません。こうした国際的にも共通の認識の下、進めるべき内容については、それぞれの自治体の取組としてしっかりと明記する必要があると考えます。 また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響と新しい生活様式への対応というのがあります。コロナ禍は、様々な社会や地域の脆弱性を浮き彫りにしました。ですから、コロナが収束しても、コロナ前に戻るということはありません。コロナを経験した市民、そして人類は、コロナを受けた後の新しい世界をつくっていく。その構えが必要だと考えます。そうした部分での取組の方向性も、この
総合計画からは見いだすことができません。 様々な視点や、あるいは政策の項目はありますが、お題目に終わって、具体的な、その内容がなかなか感じ取れない状況にあります。今後の
アクションプランなどで示すとのことでございますけれども、基本的な点において、大きな問題点を認識しておりますので、反対をいたします。 以上でございます。
○議長(米田誠) 賛成。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) 反対。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第1号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立多数〕
○議長(米田誠) 起立多数であります。 よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩いたします。休憩 午前11時33分
~~~~~~~~~○~~~~~~~~~再開 午前11時44分
○議長(米田誠) 再開をいたします。 日程第4、議案第2号、令和2年度二戸
市一般会計補正予算(第12号)の質疑に入ります。 髙村議員。
◆3番(髙村人司) コロナ関係について若干お伺いしたいと思います。まず、会場設置費等ということで予算を上げられておりますが、前に会場で使う備品とか、そういったのを購入するというふうに聞いたような記憶がありますが、まずその会場をどのようなところを現在設定、考えていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。
○議長(米田誠) 小野部長。
◎
健康福祉部長(小野一浩) 接種会場につきましては、十分な駐車場と複数の医療従事者等が事業に従事できるというふうなことを考慮いたしまして、市総合スポーツセンターを想定しながら準備を進めております。
○議長(米田誠) 髙村議員。
◆3番(髙村人司) そうなると、集団接種、皆さんが出向いてという形になると思うのですが、現在のところ総合スポーツセンターのみということでよろしいでしょうか。
○議長(米田誠)
小野健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小野一浩) おっしゃるとおり、市の今現在の診療所等、有症者の診療検査体制の確保等を勘案すると、医療機関での個別接種というのは、なかなか難しいというふうなことから、当面当市における実施体制については、集団接種を基本としながら進めたいと考えておりますが、現在示されておりますワクチンよりも、より取扱いの容易なワクチン等が承認、供給された場合には、民間診療所等での接種についても容易になることが予想されますので、今後検討していきたいというふうに考えております。
○議長(米田誠) 髙村議員。
◆3番(髙村人司) 会場、今のところ集団の場合はスポーツセンターというところでは理解しましたが、実はこれからスポーツセンターといいますと、各種大会等が計画されて、当然今の段階で予約は取っているみたいです。ただ、これいつから始まるとか、いつまでにやるというのが、全く今の段階では多分分かっていないので、日にちも示せない。ただ、その大会に重なった場合は、接種のほうを優先させていただきたいという旨を各競技団体に伝えているということなのですが、その辺はそういうお考えでよろしいでしょうか。
○議長(米田誠)
小野健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小野一浩) 会場につきましては、現段階で利用を想定されていらっしゃる方々もいるというふうなことは承知しております。議員おっしゃられますように、まずは接種を優先事項として考えたいと思いますが、利用を希望される方々との協議も必要だというふうには認識しております。
○議長(米田誠) 髙村議員。
◆3番(髙村人司) こうして今あくまで
補正予算に関しての質問なので、いろんな考えとかあると思いますので、ぜひ接種の方向性等が決まりましたら、何か広く意見を求めるということで全員協議会、臨時でもいいのですが、提案していただければ、細かいことを、意見出ると思うのです、やり方等について。皆さんがお考えいただいているというところは十分、それで大まかなところはいいとは思うのですが、ただやっぱり市民の方々の考えとかも我々聞くこともありますし、現にスポーツ団体でも、久慈かどこかだったか、やっぱり体育館を押さえられると、今度その大会の代替地がないということで、今非常に苦労しているというふうなこともありますので、その辺は大まかな方向性あるいはだんだんにいつ県のほうに入るとか、各市町村に入るというふうなところが出てくると思うので、その辺広く意見を聞いていただければなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(米田誠)
小野健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小野一浩) 予防接種そのものは、医療行為ですので、様々のことと同じ場所で取っ替え引っ替え実施するというふうなことにはできないのではないかというふうに考えております。それで今一番優先されるべきは、より早く、安全に、正確に接種を実施し、事業を終えるということが第一だというふうに考えておりますので、様々ご迷惑をおかけする場面は多々あろうかと思いますが、何とか協力をしていただいて、より早く接種事業を終えたいというふうに考えております。 広く意見をということですが、なかなか難しいのではないかというふうに考えます。
○議長(米田誠) 髙村議員。
◆3番(髙村人司) そういうことであれば、この辺もどういう形かはあれですけれども、いずれ市民のほうにも今言ったような広いところで集団接種を考えているみたいなところと、そういうご理解をというふうなところを示していただければよろしいのかなというふうに思います。 1点、コールセンターということで
補正予算上がっておりますが、これはあくまで接種に関する問合せ等のためのコールセンターということでよろしいでしょうか。
○議長(米田誠)
小野健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小野一浩) コールセンターにつきましては、市で行うものについては、予約の確認とか、接種会場の案内等になります。専門的な医療等に関する質問については、県が担うというふうなことになってございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 冒頭、休憩中だったのですけれども、市長から本日対策室を立ち上げるというふうな報告がありました。それで、コロナの接種について対策室を設けるのは非常にいいことだと思います。専従なのか兼任なのか、専従である、兼任である、いろいろな選択肢があると思います。それで少ない人数でやり繰りしながらやらなければいけないので、何人ほどを考えて、どういう業務内容を想定しているのでしょうか。
○議長(米田誠)
田中舘総合政策部長。
◎
総合政策部長(
田中舘淳一) 人事の所管でございますので、私のほうから説明させていただきます。 本日立ち上げたということになりますけれども、
新型コロナワクチン接種対策室でございます。課内室という形になりますけれども、本日は8人体制となります。そして8人で4人が専任、4人が兼任という形になった8人体制です。そこに今回の
補正予算で会計年度職員の短期2人を入れておりますので、これは、3月1日を目標にして今進めて募集をかけますけれども、合わせて10人体制という形で、こちらの2人は専任ということになりますので、6人が専任、4人が兼任ということで最終的には体制を整備して動いていくということになります。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 作業量に対して十分か十分でないのかよく分かりませんけれども、専従を置くというふうなことは、非常にいいことなのではないのかなというふうに思います。 総合スポーツセンターを集団接種会場に設営、設定するというふうなご答弁がありました。場所的に、駐車場的にというふうなことを考えれば、それも致し方がないのかなというふうに思っております。スケジュールについては、今まさに国会で予算委員会を開いて、いろんなことの質疑が与野党から出て、答弁もまだはっきり定まっていない状況で、なるべく早く、なるべく早くというふうなことだと思います。一つ市長、お約束というか、お願いなのですけれども、日程等あるいは接種順位、順番と、あるいは必要なことがありましたら、なるべく早く全協を開くなり、議会だけではなく、広く市民の皆さんにお知らせすると、回覧板の臨時版みたいなことを出してでもやるべきことだというふうに思いますが、市長、考え方をお伺いします。
○議長(米田誠) 藤原市長。
◎市長(藤原淳) 今まで経験したことのないような、全国あるいはまた二戸市にとってみても、全部やっていかなければならないというふうなことで、ただこれについても任意というふうなこともございますので、いや、俺は嫌だというふうな方も当然いらっしゃると思います。ワクチン等についても、今のところはこちらに回ってくるのは、1,000人単位といいますか、1本のところを開けますと、もう1,000人やらなければならないというふうなことで、3種類ぐらいあるように聞いておりますが、それらについて、どのワクチンが回ってくるのかもちょっと分からないというふうなこともございます。それから、お医者さんの確保、これが一番の課題だなというふうなことで、4セットつくるにしてみても、4チームつくりながらぐるぐる回しながらやっていくというふうなこと等もございます。まだ本当に決まった流れというのが定かではないような状況の中で今対策室といいますか、そういうふうなものをつくったわけでございますので、決まり次第、議員の皆さんはじめ市民の皆さんには情報をどんどん、どんどん公開してまいりたいというふうに思っております。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 先般川崎市でしたか、模擬訓練を行いまして、いろんな想定していなかった部分のところで問題というか、解決しなければいけない点が多く出たみたいなことを報道等で知っております。例えば予防接種する前に、いろんな問診があるときに、それに非常に時間がかかったとか、あるいは接種するために脱ぐ、着る、あるいは接種した後15分くらい見る、待つ、そのウエイティングルームのスペースの問題等、いろいろありました。どうなのでしょうか。二戸市でも1回模擬的なことをやることが必要なのかどうなのかよく分かりません。よく分かりませんが、川崎市でやったことを情報を仕入れて想定することもしなければいけないと思いますが、そこいらの考え方は、どうなのかなと思っております。
○議長(米田誠) 藤原市長。
◎市長(藤原淳) 岩手県においても33市町村あるわけですが、全部33市町村ともお医者さんの数とか、様々なところでやっていく場所もそうですが、まだ確定しておりません。したがいまして、県のほうでも早く指標、モデルみたいなのを示してくれというふうなものも皆市長会等でもお願いしているところでございますので、それら県の方針等も示されてくると思います。 いずれトラブルのないように進めるのが、トラブルがなくて当然だというふうなことでございますので、気を引き締めながら、できる限りのものは想定しながらやってまいりたいというふうに思っております。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) いずれ全市民対象の予防接種ということでございますので、全市民というと、自ら歩いて会場に行ける方、介助がなければ行けない方あるいは介護、高齢者施設等で入所中の寝たきりの方とか、様々対象の市民といっても、いろんな状態にあるかと思うのですが、そういった方々は具体的にどのような接種方法になるのか。全てスポセンに送迎をしながら、介助しながらになるのか、全市民対象の具体的な進め方についてお尋ねをしたいと思います。 また、医療行為でございますので、4セット準備するとなると、医師、看護師等々、先ほど説明があった市の事務局と言ったらいいのでしょうか、対策室の10名のほかに接種となれば、ほかにどのような資格の方あるいは従事が必要なのか。例えば駐車場の誘導も必要だと思います。総勢でどのくらいの、いろんな肩書きあるかと思いますが、必要になるのかも併せてお聞きしたいと思います。
○議長(米田誠) 藤原市長。
◎市長(藤原淳) いずれまだ想定の段階でございますので、全庁的に取り組むというふうなことで進めてまいります。この8人なら8人のところに、おまえらこれだからやれというのではなく、全庁的にやっていって、ただ中心的になっていくというのは、今の対策室ですよというふうな考え方でございますので、当然何かありましたら、駐車場係とか何かというのは、みんな全庁的に応援とか何かはしながらやっていかなければならないと思っております。 それから、接種の順番というふうな、施設に入っているのか、寝たきりなのか、あるいはどういうふうにやっていくかについては、医師会の先生方等とも相談しながら進めてまいりますが、いずれ多くの方に受けていただきたいと、希望があるのであれば受けていただきたいというふうな方向で進めてまいります。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) 医師会の方々とご相談ということだと思うのですが、市内には、介護施設に入所の高齢者もかなりいらっしゃいます。そうした介護施設入所者も、ここのスポセンでの集団接種という方法によることになるのか、そこは市のほうとして基本的なお考えも持ちながら医師会と相談になると思うのですが、その点はまだ検討していないのでしょうか。
○議長(米田誠) 藤原市長。
◎市長(藤原淳) 効率的な方法を取りますと、入所されている方については、そこの職員の方も一緒にいらっしゃるわけでございますので、そこにお医者さんも、当然そこのところの施設とか何かには関わっているお医者さんもいらっしゃいます。したがいまして、そういうのをどういうふうにしていくのかというふうなことは、みんないるのに来いというのではなく、行くのであれば、そこでお医者さんもいるわけでございますので、その辺については、入所者の方に利便を図るような方向では進められると思います。〔「なし」の声あり〕〔岩崎敬郎議員「なしじゃない。まだある」と呼ぶ〕
○議長(米田誠) ないものと認め……〔畠中泰子議員「コロナ以外もありますよ」と呼ぶ〕
○議長(米田誠) 昼食のため休憩をいたします。休憩 午後 0時02分
~~~~~~~~~○~~~~~~~~~再開 午後 1時00分
○議長(米田誠) 再開いたします。 コロナ関係以外のところで、岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎)
道路橋梁費の財源のことについてちょっとお伺いします。 補正額6億6,860万円なのですけれども、国庫支出金が3億7,000万円、これは社総交がそっくりそのままここに来ているわけですけれども、総事業費の6億6,800万円のうちの44%が起債を起こさなければいけないというふうなことで、この財源的に44%もの起債を起こさなければ事業が起きないというふうなことで、なぜというか、この起債を起こしたのがどういうふうになっていくのか、後々の財源的にどういうふうになっていくのか、まずお伺いします。
○議長(米田誠) 千葉総務部副部長。
◎総務部副部長(千葉守) 今回は、国の補正に伴って事業について国庫の内示を受けて事業展開をしようという内容になりますが、その補助裏につきましては、これまでも起債を起こして事業を行ってきた経緯がございます。一般的には、これらの事業については、公共事業等債を入れたりということですが、それについては、充当率90の交付税バック、いわゆる……〔岩崎敬郎議員「何」と呼ぶ〕
◎総務部副部長(千葉守) 充当率が90%で、いわゆる交付税バックと言われる部分が、そのうちの20という形のものを活用してまいりました。今回は、国の
補正予算に伴いますので、それら全て
補正予算債で、その補助裏について組立てをしているものでございます。
補正予算債につきましては、充当率100のバック50ということでございますので、有利な起債を活用できて、事業が展開できるというふうに考えるものでございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 仕組みが分かりました。ここの年度末に来て大きな起債を起こすというふうなことについて考えると、そうなると、令和2年度の公債費比率はいかようになるのか。当初予算のときにも、審議のときにも、また補正が出てくるかも分かりませんけれども、現時点での公債費比率はどういうふうになってくるのか。また、別な議案で区画整理のときも大きな金が入ってきて、また起債を起こさなければいけないような状態になっていると思うのですけれども、それはどういうふうになっているのでしょうか。
○議長(米田誠) 千葉副部長。
◎総務部副部長(千葉守) 例年ですと、国の補正対応は、3月定例会の最終日の段階で追加補正でお願いしてきている経緯がございますけれども、今回は2月のこの時期に議会を開催いただけるということで、国の補正の決定が1月下旬でしたでしょうか、ありましたので、その内示に伴いまして補正をお願いするという内容になります。 今回起債を多く入れてございますけれども、これまでお話ししてまいりましたとおりに、2年度までの5年間の中でプライマリーバランス、赤字にならないような組み立てで事業を展開していきたいというふうにお話を申し上げてまいりました。現在、2月補正全ての起債を含めましても、現在のところで単年度ではプライマリーバランスでは168と、大きな数字になってしまいますが、5年間の中では96.2%ということで収まるというふうに考えております。 また、何らかの事情で補正あるかもしれませんが、赤字にならないというふうな見込みを立てているところでございます。〔岩崎敬郎議員「公債費比率はどのくらいなの」と呼ぶ〕
○議長(米田誠) 千葉副部長。
◎総務部副部長(千葉守) 公債費比率につきましては、現在の今の数字だけではちょっとなかなか簡単に計算ができませんので、申し訳ございませんが、追って決算なりのあたりで正確な数字をお伝えできてくるのかなというふうに思います。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 石村部長、全額これ多分繰越明許になるわけなのですけれども、そうすると、来年の頭からこの6億6,000万円の事業が、極端に言うと4月1日からもう動き始めることができるというふうなことだと思うのです。当然に公共事業が4月1日から動き始めるというと、市内の工事関係企業の方々は、切れ目なく仕事ができるというふうなことになると思いますが、今までも私はタイムラグがあったわけです。3月の当初予算が決まる。4月1日から始まる。それで実際に金が動き始めるのが8月ぐらいになって、業者の人たちはもう4月から8月ぐらいまでタイムラグがあって大変だというふうなことがあるわけなのですけれども、
道路橋梁費にかかわらず区画整理の部分のところでも今大きな補正が起きるわけです。全て4号議案のところでもその仕事ができるわけなのですけれども、そうするとまだ来年度の当初予算の審議をしていない、提案もされていないところで大変申し訳ないのですけれども、来年度のいわゆる
道路橋梁費に係る部分は、この6億円を入れて市全体としての仕事の量がどのぐらいになるか、金額的にどのぐらいになるかというのは、大体分かりますか。分からなければ、分からないで結構です。
○議長(米田誠) 石村
建設整備部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) 来年度の当初を入れて全体のというふうなお話をいただきましたが、冒頭
総務部長から申し上げましたように、基本的に
補正予算の性格というのが新年度予算の前倒しというふうな形で捉えてございます。ですので、当初予算の事業費はかなり圧縮されるというふうな形で考えてございますし、
補正予算、国のほうに要望する際も、国からは来年度当初はかなり厳しくなるのではないかというふうなお話もいただいた中で、今回新年度の分の予算を含めた形での事業費確保というふうな形で
補正予算を組ませていただいております。額については、今ここで幾らというふうな正確な数字を申し上げることはできかねます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 前倒しということで、そうすると、当然に年間の仕事量、金額的なものは前倒しになりますから、来年度の当初予算はぎゅっと圧縮されて、うろ覚えですけれども、たしか10億円近くだったのではないのかなと、道路橋梁予算が、例年。そうすると、プラス6億円で16億円ではなく、6億円が前倒しだから、当初予算は、極端な例です。例として4億円ぐらいになってしまうのかなというふうなことの認識でよろしいわけですか。
○議長(米田誠) 石村部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) 当初予算の国庫内示がゼロということは多分ないとは思いますが、ちなみにですけれども、令和2年度、本年度道路事業の関係での国庫補助の予算の内示が3億9,500万円、まず4億円だったわけです。今議案になっております道路新設改良費が3億7,000万円、ほぼ同額、若干少ないのですけれども、ほぼ同額程度実は来ておりますので、そういったことからも単純に10から6減って4になるかというと、もうちょっと下がる可能性もあるのかなというふうな形では認識してございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 別の質問でよろしいですか。
○議長(米田誠) これに関してはいいですか、ほかの人たち。 では、どうぞ、次の質問。
◆14番(岩崎敬郎) 土地改良費についてお伺いをいたします。一般財源が1,000万円の地方債、これも起債を起こして2,800万円なのですけれども、これも多分同じような理屈なのではないのかなというふうに思うわけです。それで問題は、その他の財源が530万円あるわけです。これは、土地改良区の負担金というふうな考え方でよろしいですか。
○議長(米田誠) 泉山
産業振興部副部長。
◎
産業振興部副部長(泉山武將) こちらの負担金でございますが、川又地区、福田地区の基盤整備の負担金になるものでございます。どちらも地元の農家さんの負担となりまして、こちら両方とも組合がありますので、昨年度もご質問ありましたが、金融機関より借入れをして払う手続ということで相談はしておりますので、そちらの両方の営農組合というような形を取っておりますが、そちらのほうが負担金を納めるということになるものでございます。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) 資料の4ページに土地、県営の農業水利施設保全合理化事業負担金と、金田一地区の土地改良区における事業のようですけれども、そもそも土地改良区で施設を整備したのは、何年だったのでしょうか。老朽化しているということでございますので、この間の経緯なり、今回の保全対策の内容などについてお尋ねをしたいと思います。
○議長(米田誠) 泉山副部長。
◎
産業振興部副部長(泉山武將) 現在の施設が何年に造られたものか、ちょっとこの場で資料ございませんので、お答えできませんが、今回の
補正予算で対応する分というのは、沖地区にある用水機場の建屋の防水工事ということになるものでございます。
○議長(米田誠) そのほか。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第2号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕
○議長(米田誠) 起立全員であります。 よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 日程第5、議案第3号、令和2年度二戸
市下水道事業特別会計補正予算(第3号)の質疑に入ります。 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 1,700万円の委託料を計上しておりますけれども、そもそも知らないので聞きます。ストックマネジメントというのは、これは何なのでしょうか。
○議長(米田誠) 古山
建設整備部副部長。
◎
建設整備部副部長(古山淳夫) ストックマネジメントは、現在ある下水道施設の状態を管理していくために全部調査いたしまして、今後の更新計画を立てるものでございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 計画を立てるのであって、調査をするわけではないわけですね。調査をすることによって計画を立てるのでしょうけれども、ごめんなさいね、私が勝手に呼びかけたものだから。 これって、やっぱりそういうプロでなければできないのでしょうか。1,700万円もかけて、何がどうなってこんなにかかるのかよく分からない。私は、外注が悪いということを言っているわけではないのです。その内部でそういう勉強したりなんかしたりすることができないのかどうなのか。膨大な作業量、人手がかかるのかも分かりませんけれども、そもそも内部でできないということなのでしょうか。
○議長(米田誠) 古山副部長。
◎
建設整備部副部長(古山淳夫) このストックマネジメント計画につきましては、現状を調査いたしまして、更新の計画を立てていくものでございまして、土木の専門技術者、電気の専門技術者、あと機械の専門技術者がいろいろ調査して計画を立てていきますので、現状の職員ではちょっと作成が難しいものとなっております。
○議長(米田誠) そのほか。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第3号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕
○議長(米田誠) 起立全員であります。 よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 日程第6、議案第4号、令和2年度二戸
市土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の質疑に入ります。 國分議員。
◆13番(國分敏彦) 今回国のほうから結構多額なお金が入ってきております。この入ってきた要因をまずはお伺いしたいというふうに思います。
○議長(米田誠) 石村部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) 1つは、まず前倒しである程度国のほうも国土強靱化ということでコロナ対策と併せた形である程度のお金の枠を確保いただいたというところがあると思います。もう一つにつきましては、うちのほうで国土強靱化に関する地域計画なり、あと今この後全協で説明させていただきますが、立地適正化計画等、そういった形のある程度補助金を確保するための手段といいますか、その手当てをするための計画なりをつくってあったこと。また、そして国、県等に対しまして、やはり区画整理事業が駅前に入る、やはりそこでそれなりのお金がかかるということを常時申し上げて確保についてお願いをしてきたと、そのような経緯があって確保ができたものと、そのように捉えてございます。
○議長(米田誠) 國分議員。
◆13番(國分敏彦) 今後、市長にお願いしたいのですけれども、今回今の部長の答弁だと、要望を随時、何回も県なり、国なりにやってきたと、その結果が今回来たということだと思うのです。だから、これをやはり継続してもらってくるということが僕は大切だと思うのです。この事業を早く終えることが大切だと思うので。その部分に関しての市長の今後の、やはり結果を踏まえて市長の意気込みというのか、そういうのをお伺いしたいというふうに思います。
○議長(米田誠) 藤原市長。
◎市長(藤原淳) この区画整理等については、長引いてもおりますし、金額等についてもまたかさばるというふうなことで、当初見込めなかったのかというふうなこともございます。これを一日も早く完成させるためには、資金面におきましては、有利な計画などを立てながら補助金等を持ってくると。それから、お願いする分については、今後も引き続き国、国土交通省あるいは各種等についてお願いしてまいりたいというふうに思っております。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) 資料の8ページのところに事業概要が書いてありますけれども、ナンバー1の道路改良は、枋ノ木市民会館線ということで今やっている駅前に通じる道路だと思いますけれども、幅員何メートルで延長何メートル、今入ってきたお金で少なくとも旧浄法寺線側に行くのだけではなく、できますか、できないですか。
○議長(米田誠) 石村部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) 枋ノ木市民会館線につきましては、ほぼできるというか、16メートル計画、幅員が16ですけれども、その形で駅前までできるというふうな形で捉えております。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) ということは、繰越明許ですから、令和3年度以内には、駅の広場というか、旧駅の広場へ改良した形で完成するという認識で、捉え方でよろしいですか。
○議長(米田誠) 石村部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) 今時点の計画では、そのような形で進めさせていただきたいと思ってございます。
○議長(米田誠) 岩崎議員。
◆14番(岩崎敬郎) それ以降の先の部分のところも含まれていますか、この道路改良費のところに。いわゆる旧浄法寺通りのほうまで。それと建物移転補償は何件分で、それから建物調査は何件分か、具体的に教えていただきたい。
○議長(米田誠) 石村部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) 通称浄法寺通りといいますか、今駅広のところに交差点がずれる、上に上がるという関係で、そこの道路につきまして、この予算の中にはちょっと計画等はしていません。切り替える分は、今の予算、2年のほうの予算でやらさせていただいておりまして、ある程度建物が今多分なくなっていくという状況は御覧になってお分かりいただけるのかなと思います。 あと今回の補正の補償費あるいは調査費ですけれども、駅前の、二戸駅川原橋線、駅前の通りの補償について15から20戸だと思いましたし、あそこを中心にということでお話をさせていただきますが、15から20。それで、調査につきましては、やはり15軒からそこら辺の棟数を調査したいというふうなことで考えております。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) 今の補償、補填及び賠償金のところでもう一回確認したいと思うのですが、駅前というのは、よく通称駅停線と言われる県道沿いの家屋というふうに捉えればよろしいでしょうか。そうしますと、来年度予算の前倒しでやるとして、令和3年度中に形式的には、駅からの状況はどういうふうになると考えればよろしいでしょうか。
○議長(米田誠) 石村部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) まず、建物移転補償の場所ですが、基本的に先ほど来申し上げているように、駅前の通称駅停線、駅停線と言っているのですけれども、二戸駅川原橋線、そこのところとプラス小学校通り、今手前の3軒から4軒壊れましたけれども、その後奥のほうも、もしできればやりたいというふうなことで考えております。 駅前からの景色がどうなるのでしょうかというのは、非常に難しいのですが、駅前の駅前広場、東口の駅前広場に枋ノ木市民会館線、大村通りが接道になります。浄法寺通りのほうは暫定といいますか、先行といいますか、一部交差点から暫定の道路で抜けていくような形になりますけれども、下に下がっていくときには、ある程度お店等については、除却をされているような形で、ちょっとスペースが広い空間が空いてくるというふうな形で事業完了時は、予算執行が終われば、そういうふうな形で見えてくるのかなというふうな思いでおります。 あとは、随時当然造成をしていかなければならないので、壊した家の後にすぐ建物が建つかというと、ちょっとそれはまた時間がかかると考えております。
○議長(米田誠) 畠中議員。
◆7番(畠中泰子) いずれ今これから既に手が入っている状態ですが、駅前という二戸市の顔の部分、今現在でもかなりシャッターが降りていて、開いている店舗はわずかではありますけれども、それでも買い物とか飲食で駅前のにぎわいをつくっているところが、いよいよ区画整理事業の補償あるいは移転という形で動くとしても、その後どうなるかというところで地域の方々は大変心配をしている声を聞きます。いずれ区画整理をタイミングとして、もう店をやめるのかなとか、そういった関係で単なる建物の補償と移転で終わらない、本来
まちづくりであったということを考えますと、駅前通りの一定の景色といいますか、機能、商業地域、工業地域でございますので、そういう機能の維持をきちんと念頭に置いた事業でなければならないというのが殊さら駅前だからというのを私は感じているのですけれども、いよいよ駅前に工事、くわを入れるに当たっての、その辺のあの地域の機能なり、景観の関係では、どのように考えていらっしゃるでしょうか。
○議長(米田誠) 石村部長。
◎
建設整備部長併任水道事業所長(石村一洋) 確かに
まちづくりという観点での事業を進めさせていただいております。確かにご心配している方のお声も聞く場合もございますが、逆に今駅前の若い方々が駅前が整備された後で自分たちがそこをどう使おうかというふうなことを話合いを始めておりまして、そこに私どもの職員も同席をさせていただいております。駅前等の使い方あるいはどういったお店が張りつきそうだとかというふうなお話を、その地域に住んでいる商売をやられている方たちとのお話も進めさせていただきながら区画整理をやってございますので、決して悲観的な意見ばかりではないということは申し上げておきたいと思います。
○議長(米田誠) そのほか。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕
○議長(米田誠) ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第4号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕
○議長(米田誠) 起立全員であります。 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 これをもちまして令和3年2月二戸
市議会臨時会を閉会いたします。閉会 午後 1時27分...